こんにちは。ヒロシです。
アパレル店員の接客が苦手な方って多いですよね。
ただ洋服を見ているだけなのに、近づいてきて話しかけれたり。
なんとなく服屋に来ただけで、購入を急かされたり。
こんな風に感じる方も少なくないと思います。
(僕もファッションは好きですが、接客されるのは決して得意な方ではありません…)
「アパレルの接客はウザい・嫌い」と思いがち。
しかし、そう思い込んでしまうのは、素晴らしい接客を体験したことがないからだと感じます。
今回は、僕がとあるお店で体験した、素晴らしい接客のお話しをしていきます。
【前提】アパレル店員の接客・声かけがうざいと思ってしまう理由

前提として、アパレル・ファッション系のお店の接客をうざいと感じる理由について。
あくまで僕個人の考えではありますが、体験に基づいています。
①:しつこい・やたらついてくる
うざい接客の代表例が、とにかくしつこい・ついてくるパターン。
- 入店した瞬間についてきて、手に持った瞬間に話しかけてくる
- いらないと意思表示しても、しつこくレコメンド
- 商品を吟味したいのに、しつこく商品について語ってくる
具体例としては上記のような感じですね。
商品を買わせたいのは分かるものの、考える時間をくれないのはウザいと思いがち。
②:求めていない・どうでもいい情報を言ってくる
別に求めていない情報を言ってくるのもあるあるです。
- これスタッフにも人気なんです
- 実際に私も着ていますが、とてもおすすめです
- 生地は〇〇という素材からできていて〜
聞いていないのにベラベラ話す人も結構多い印象。
興味のあるアイテムの素材の話とかなら聞きたいとは思いますが、そうでない商品の話を聞いても、、、という感じ。
別に聞いてもいないことを話されると、ウザい→早く店を出たいと感じますよね。。
③:買わせようとする押し売り
強引に買わせようとしてくるのも、うざい接客の代表格。
- 問い合わせも多いので、売り切れる可能性が高いです
- 最後の1着ですよ
- 少しタイト目に着ても問題ないですよ←サイズ欠けのとき
こんな押し売りをされたら、ウザいと思うと同時に、そのお店に行きたくなくなります。
「最後の1着」「売り切れる可能性が高い」等は、親切心で言ってくれている部分もあるかもしれません。
ただ、今の時代、その店以外でも同じ商品を手に入れることは可能なわけで。。
「買わせようと嘘を言っているのではないか」とも感じてしまいます。
④:友達接客
僕がうざい・苦手と思ってしまうのが「友達接客」ですね。
最初からタメ口で話されることって結構ありますが、それが無理だと思う方もいるはず。
気さくでフレンドリーな接客は良いと思うのですが、適度な距離感はやっぱり必要。
いきなり距離を詰められると、ウザい・もう行きたくないと思いますね。
⑤:常連客との温度差
ウザいとは少し違うかもですが、客によってあからさまに温度差のある接客もアパレルにはありがち。
- 対 常連:積極的にトーク
- 対 一見:基本無視。常連客とずっと話しているから蚊帳の外状態
自分が気になるアイテムがあっても、これでは色々聞きにくいですし、購買意欲も湧きません。。
【体験談】アパレルの接客=うざいと思うのは、素晴らしい店員さんを知らないから

うざいアパレル店員の接客について、経験をもとに書きました。
上記のような接客をされたら、多くの人が「うざい」「苦手」と感じますよね。
ただ、かと言って「アパレルの接客=うざい」と決めるのは飛躍しすぎかと。
中には素晴らしい店員さんもいて、本当に良い接客を受けると、見え方・考え方が変わります。
僕の体験した実際のエピソード
僕が訪れたのは、とある個人経営のアイウェア(メガネ)のセレクトショップ。

「新しいメガネが欲しいな」と漠然と思っていたものの、特に目星をつけていたアイテムはありません。
僕がお店に入ると、笑顔で「いらっしゃいませ」「ご自由に試してみてくださいね」と声をかけてくれました。
僕も遠慮なく、いろいろとメガネを試してみました。
その中で、とあるメガネが気になってじっくりと吟味をする段階に。
すると、その店員さんが話しかけてきてくれました。
店員さん「お顔の形にとても似合っています。ちなみに、いまはどんなフレームをお持ちですか?」
Hiroshi「メタルフレームのものを主にかけています。普段がメタルなので、太いフレームは少し慣れなくて…」
店員さん「コンビネーションのフレームはいかがでしょう?気分も変わりますし、普段はメタルのお客様でも取り入れやすいですよ」
Hiroshi「私もコンビネーションが良いかなとは思うのですが、なかなか自分に合うのを探すのが難しくて」
店員さん「でしたら、フレームがグレーやブラウンのものがおすすめです。顔にもなじみやすいので、お似合いになるかと思います。」
(いくつか商品を出してくれる)

Hiroshi「これはかなり良いですね。確かに、同じコンビネーションでも黒よりも取り入れやすい感じがします。」
店員さん「こちらはフレームが小さめなので、レンズの厚みも目立ちにくいです。度の強い方でも違和感なく掛けられます。」
Hiroshi「私は目がかなり悪いので、それは嬉しいですね。」
こんな感じで、僕の持っているメガネや希望をふまえた上で、本当に良い提案をしてくれました。
ただ、やはりメガネは高い買い物です。
即決はなかなか難しく、その日は一旦保留して店を出ることにしました。
Hiroshi「ご提案していただき、ありがとうございました。ただ、今日は一回考えてもいいですか?」
店員さん「もちろんです。安い買い物ではないので、じっくりお考えください。何かありましたら、またぜひ遊びに来てくださいね」
買わない旨を告げても、嫌な顔は全くせずに対応してくれました。
後日メガネを購入
店を後にしてからも自分の中でじっくり考えたのち、1週間後に再びお店に行くことに。
お店に行くと僕のことを覚えていてくれて、またじっくりとメガネの相談に乗ってくれました。
なお、2回目のときも色々なメガネを試しました。

ただ、全て「お似合いです」と褒めるわけではなくて。
「お客様のお顔の形や雰囲気を考えると、こちらの方が合っています」のように、はっきりと言ってくれる部分もあり、かなり信頼もできましたね。
その後は視力検査やメガネの調整に。
いろいろ談笑したり、メガネのブランドや業界の裏話的なことを教えてくれて、とても楽しかったです。
1週間後の受け取りの際には、なんと手書きの手紙までくれました。

そんな経験が僕にはなかったので、感動するとともに、
「もうこのお店以外でメガネ買えないな」
と感じましたね…
素晴らしい接客をしてもらうと、買い物自体に価値が生まれる

アパレル系・ファッション系の接客がウザい・嫌いと感じる方も少なくないでしょう。
でも、一度でも素晴らしい接客をしてもらえると、見え方・考え方が変わります。
「接客は不要・苦手」から、「接客によってモノの価値が上がることがある」と実感できるはず
ネットでも店舗でも、買い物によって手に入る商品は同じです。
でも、店舗で素晴らしい接客をしてもらえると、買い物という行為自体に価値が生まれます。
- すごく楽しく、気持ちよく買い物ができ、満足感を得られる
- 日々使う中でも、その時のエピソードを思い出して良い気分になれる
- 愛着が湧き、より長く使いたいと思える
具体例としては上記のとおり。
僕の持論ですが、「モノにストーリー性が付与される」ことがリアルの店舗で買い物をする意義かなと。
確かに、ファッション系のお店ではうざいと思うような接客をされることもあります。
しかし、かと言って「アパレルの接客はうざい」と思い込むのは、少し違うかなと。
中には本当に素晴らしい接客をしてくれる方もいます。
付かず離れずの距離感で、こちらの意を汲んだ適切な提案をしてくれると、自然と「また来たい」「この人から買いたい」と思えるはず。
ネット通販は確かに非常に便利です。
ただ、素晴らしい接客を体験することで、実店舗の魅力に気づく方が増えると良いなと勝手に思っています。