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ファッション

「服好き」と「おしゃれ好き」の違いについて考えてみた

「服好き」と「おしゃれ好き」の違いとは

大雑把にいうと、「服好き」と「おしゃれ好き」の違いはフォーカスする対象と向いているベクトルの違いだと言えます。

「服好き」は『一着の服そのもの』にフォーカス

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「服好き」はその名の通り、「服そのもの」が好きなんですよね。

その服のデザインは勿論のこと、

  • 素材
  • 製法(縫い方・織り方)
  • ボタン・ジップ・ステッチといったディテール
  • デザインソース
  • デザイナーの経歴
  • どこの工場で作られているのか

などといった、服一着が持つあらゆる情報・バックボーンを重視するのが「服好き」なのです。

「服好き」の知的好奇心はすさまじく、ブランドの成り立ちから服のデザインソース、その服のサンプルとなった服など、ありとあらゆるところまで調べ上げます。

服好きにとって「服を着る」ということは、おしゃれという枠組みを超えて、ブランドのこだわりや歴史的背景などを背負うということなのです。

それだけに、一着の服にかける値段もかなり高い傾向にあります。

また、彼らは服一着に対する愛着もすごいので、洗濯の仕方や保存方法なども一切手を抜きません。

こだわり抜いて選んだ服ですから、長く愛用したいと思っています。

「服好き」は、自分が満足するためだけにこだわりの一着を選び、それを愛用するので、ベクトルが完全に自分に向いていると言えますね。

他の人からどう見られるかという観点はあまりなく、一着の服に対して自分がかっこいいと思えるか、ブランドのこだわりに共感できるかということを重視する傾向にあります。

「おしゃれ好き」は『コーディネート』や『トレンド』にフォーカス

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一方でおしゃれ好きは「服そのもの」ではなく、トレンドを加味した「コーディネート全体」でファッションを捉えます。

服の組み合わせ方、シルエットの見せ方など、おしゃれに見えるコーディネートをするのが好きなのが「おしゃれ好き」ですね。

おしゃれ好きにとって、服の細かい情報はあまり興味のないこと。

ディテールや素材、製法はあまり気にせず、服はデザイン(見た目)重視。

そしてデザイン重視で選んだ服でおしゃれに見えるようにコーディネートを組むのが「おしゃれ好き」です。

もちろん服一着に何万円もかける服好きとは違い、プチプラやファストファッションブランドをうまく活用しています。

つまりおしゃれ好きは、人からどのように見えるか、おしゃれに見えるコーディネートを組めるかを重視して服を選んでいくので、他人にベクトルが向いていると言えます。

 

「服好き」と「おしゃれ好き」に正解はない

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ここまで「服好き」と「おしゃれ好き」の違いについて書きましたが、いずれにしても正解はありません。

というのも、僕がこのブログで何度も書いている通り、「ファッションは自己満足」だから。

「服好き」は、こだわりの服を着ている自分に対して満足している。

「おしゃれ好き」は、人からおしゃれだと思われることに満足している。

満足の方向性は違いますが、いずれにしても自分が満足していることが重要なのです。

「服を着ることによって自分の心が満たされる」ということについては同じなので、どちらが正解だとは言えないとヒロシは考えます。

「服好き」がおしゃれに見える理由

とはいえ、「服好き」の人っておしゃれに見えますよね。

彼らの多くは、「人からおしゃれに見られたい」と思っていないはずなのに、おしゃれに見えるのです。

その理由は単純。

「高い服は単体でおしゃれに見えるようにできているから」ですね。

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服好きの人が買うような高い服は、デザイナーが自分のこだわりを詰め込んで作ったものです。

そのような服は手が込んで作られていたり、良い素材が使われていたりするので、服単体から醸し出す雰囲気が本当に良い。

計算されたパターンで作られているので、シルエットも綺麗。

このような高い服は着ているだけでおしゃれに見えるので、結果として服好きな人の多くがおしゃれに見えるのです。

 

あとがき

ちなみにヒロシは「服好き」に分類されると思います。

というのも、僕は服のディテールや素材、デザイナーのこだわり方などにそそられるから。

もちろん人からおしゃれに見られたら嬉しいなとは思いますが、それ以上に自分が着ていてテンションの上がる服を選びたいと思っています。

おしゃれに見られたいならば、ドメスティックブランドの高い服を着るのが手っ取り早いのですが、ただ「おしゃれに見られたい」という人にとっては手の出しにくい価格設定です。

その意味で、プチプラでおしゃれなコーディネートを組む「おしゃれ好き」な人って本当にすごいと思います…

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