こんにちは。ヒロシです。
「フランス軍・M52チノパン」は、フランス軍の人気アイテムの1つ。

出典:https://shop.pheb.jp/shopdetail/000000003431/
ベーシックなチノパンながらも、多くの魅力が詰まった名作。
ミリタリー好きのみならず、ファッション好きの方から愛されています。
このたび僕は、M52の黒染めverを購入しました。

今回は「M52・黒染め」を詳しくレビューをしていきたいと思います。
レビュー内容
- M52・黒染めの概要とディテール
- 魅力と注意点
- サイズ感
- M52・黒染めを使ったコーディネート紹介
- 購入方法
感想を一言で表すと「M52をより履きやすくアップデートした最高のチノパン」です。
3分ほどで読めるので、ぜひ最後までお付き合いください。
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Contents
フランス軍の名作チノパン・M52の黒染めについて

フランス軍のM52は、その名の通り1952年に作られたチノパン。
1950年代〜60年代にかけて、フランス陸軍で採用されておりました。
購入したショップの方の話では、どんどん数が減ってきていて全体的に枯渇しているそう。
正直、まだ見つかるアイテムではあるものの、値段的には上昇傾向にあるとのことです。
なお、通常のM52チノはカーキ色(ベージュ色)のみ。
こちらはデッドストックのM52を、日本国内の工場にて黒に後染めしたモデルになります。
素材:コットンツイル

素材は「コットンツイル」。
いわゆる普通のチノパンの素材ですが、程よくハリがあるのでタフに履けそうな印象。
素材に畝(うね)感などの表情もあるので、どんどん履き込んでいくと経年変化を楽しめそうです。
ディテール
ディテール面で特徴的なのは、まずフロント部分の2タック。

ウエスト周りはかなりゆとりがあるのですが、タックが入ることで自然なボリューム感を演出してくれます。
フラップ付きのポケットも特徴的です。

このフラップはおそらく、お尻のポケットに入れたものが落ちないようする目的でしょう。
ミリタリーパンツとしての機能性を追い求めた部分が、結果的にデザインの1つとして効いています。
ボタンフライも特徴的ですね。

今では多くのパンツはジップフライですが、ヴィンテージの古いアイテムはボタンフライのものが多いです。
確かに、機能性・使いやすさではジップフライの方が上。
しかし、ボタンフライの方が前から見た時に綺麗に見えるので、個人的にボタンフライ派です。
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フランス軍のチノパン・M52の黒染めのメリット・良さ【シルエットが最高】

フランス軍のM52チノの何が魅力なのか。
ここからは、具体的な良さについてより深掘りしていこうと思います。
M52・黒染めの良さ①:シルエット
なんと言っても「シルエット」です。
黒染めに限りませんが、M52はとにかくシルエットが魅力的なんですよね。

ウエストもかなり大きく(35サイズで90cmくらい)、全体的に太めのシルエット。
にもかかわらず、M52を履いている方はよく「シルエットが素晴らしい」と言います。
その秘密(というの大げさですが)は、ツータックと股上の深さ。

ツータックと深めの股上のおかげで、ベルトで絞った際に、腰回りに良い具合に曲線・ボリューム感が出てくれます。
また、膝下からはゆるめのテーパード(徐々に細くなるシルエット)がかかっています。

そのため、自然なワイドシルエットで履けるんですよね。
正直きれいなシルエットというわけではありません。
しかし、ついつい手にとってしまう愛らしさがあります。
M52・黒染めの良さ②:自然な黒の色味
このM52は、黒に「後染め」したタイプ。
繊維の奥深くまでは色が入りきっておらず、真っ黒すぎない、自然な黒色に仕上がっています。

この「黒すぎない黒」の色味が最高です(iPhoneのカメラだと伝わりきらないのが惜しまれます…)。
黒でも真っ黒だと、結構モードっぽい印象が強くなり、合わせる服を選ぶはず。
一方でM52・黒染めのように自然なヤレ感のある黒ならば、カジュアルにも合わせられる汎用性が出ます。
また、履き込んでいくと色も徐々に抜けてきます。
経年変化を楽しみながら、自分だけの1本に育てられるのも面白いです。
また、オリジナルのカーキ(ベージュ)だと、土臭い印象が強くて苦手意識を持つ方もいると思います。

出典:https://shop.pheb.jp/shopdetail/000000003431/
しかし、黒染めは程よくクールな印象が出てくれるので、どんな方でも履きやすいかと。
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フランス軍のチノパン・M52の黒染めのデメリット・注意点

デメリットと言えるかは分かりませんが、一応注意点としてお伝えしたいことがあります。
それが「ベルトループ」と「個体差」です。
デメリット・注意点①:ベルトループ
M52のベルトループは結構細めです。

少し見づらいですが、割とベルトループが細いのはお分かりいただけるかと思います。
太めのベルトだと使えない可能性があるので、少し注意が必要です。
ちなみに僕はエンダースキーマの「tail belt」を愛用しており、こちらは全く問題なく使えました。

tail beltは育てながら使えるヌメ革のベルトで、値段も7,000円程度と手頃なのでおすすめです。
デメリット・注意点②:個体差(シミや汚れ含む)
やはりヴィンテージのアイテムなので、アイテムによって個体差があります。
またデッドストックは新品未使用ですが、倉庫に長年眠っていたことでシミや汚れが付着することもあります
ただ、黒染めのM52は他のアイテムほど神経質になる必要はないかと。
また個体差については、アイテムによって以下の点が微妙に違うとのこと。
- ウエスト
→基本は大きいですが、1つ1つ微妙に違います - ベルトループ
→基本は細め。でも太さが若干異なったりします - 股上
→どれも深めですが、深さが異なります - 股部分
→一部「ガゼットクロッチ」仕様(グラミチのやつ)のものがあります
お近くに取り扱い店がある場合は履き比べて、お気に入りの個体を探すのも良し。
ただ基本的なディテール等は同じで、そこまで大きな違いはない印象でした。
また前述のように、M52の黒染めはシミや汚れを気にする必要がありません。
ネットで買ってしまっても、特に問題ないと思いますよ。
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フランス軍のチノパン・M52の黒染めのサイズ感

出典:https://facy.jp/article/men/news/post-109602/
M52の黒染めは「35」サイズ=ウエストが約90cmのものが大半です。
ただ正直、ウエストに関係なく、あまりサイズ感を気にしなくて大丈夫かと。
ウエストをベルトで絞って履くことで魅力が最大限に出るパンツですし、レングスは裾直しをしたり、ロールアップすれば良いだけなので。
こちらは177cm64kgの僕が、35サイズのM52の黒染めを着用した写真です。

スソは長かったので、2回ロールアップしています。
ちなみに、僕は普段ウエストが80cm弱のパンツを履くことが多いです。
しかし、ベルトで絞っているので全く問題なく履けていますよ。
洗濯・乾燥によるサイズ感の変化も気にする必要なし
デッドストックで売られているM-52チノパンは、洗濯・乾燥をするとかなり縮みます。
でも、黒染めのM52に関してはその心配は一切不要です。
なぜなら、洗濯・乾燥をさせた後に黒染めをしているから。
既に縮み切っている状態で購入できるので、通常版のM-52に比べて間違いなく買いやすいです。
小柄な方・細身の方でもかなり履きやすいと思いますよ!
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フランス軍のチノパン・M52黒染めverのコーデ・着こなし例
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- TOPS:ロシア軍 スリーピングシャツ
- PANTS:フランス軍 M52チノパン 黒染め
- SOCKS:CHICSTOCKS
- SHOES:Jalan Sriwijaya
割とキレイめかと思いますが、トップスもパンツも実はミリタリー系のアイテム。
軍物は結構コテコテしたイメージかもですが、モノトーンで合わせると落ち着いた雰囲気になりますね。
(ロシア軍のスリーピングシャツも名作です。かなりおすすめ)
正直、M52の黒染めはどんなコーディネートでも合うと思います。
程よく上品で、でも程よく無骨。
かなりバランスの取れたパンツなので、1着持っておくと間違いなく重宝しますよ。
ギャルソンやヨウジヤマモト等のモード好きの方から、カジュアルなスタイリングが好きな方まで、本当におすすめの1本ですね。
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【まとめ】フランス軍・M52チノパンの黒染めは、コスパの高い名作ヴィンテージ

フランス軍の名作・M52チノパンの黒染めについてご紹介しました。
ちなみに、価格は「15,000円程度」で売られていることが多いです。
(ミリタリーなので店舗によって価格は異なります)
使いやすさ・生地・シルエットの良さを考えると、かなり手頃だと感じます。
(国産ブランドが同じように作ったら、もっと値段が跳ね上がりそうです…)
なお、M52の黒染めは、取扱店でも入荷してまもなく完売してしまう人気アイテム。
お店の人からは、ベージュのM52よりも売れるのが圧倒的に早いと聞きました。
見つけた際には、ぜひお早めにチェックされるのをおすすめします。
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追記:M52・黒染めがほとんど買えない…
2020年の後半から、M52の黒染めを本当に見なくなりました。。
ただ、忠実に作られたレプリカが出回るようになっています。
特に有名ミリタリーショップ「WAIPER」のものは、非常に再現度が高いと評判。

レプリカもシルエット・雰囲気は楽しめるはず。
デッドストックはほとんどないので、待っていても買えません。
背景にこだわりが強くないなら、レプリカをチェックするのがおすすめです。
デッドストックへのこだわりがある方は「カーキを買う→自分で黒染め」ですね。
(カーキならまだ見ることもありますので)
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