こんにちは。ヒロシです。
「コスパの高い靴」といえば、まず名前の上がる「ジャランスリワヤ」。
価格は抑えめながら、作り・デザインが優れているブランドとして非常に名高いです。
ジャランの代表的なモデルの1つが、98651品番のプレーントゥ(エドワードラスト)。
出典:http://shop.jalansriwijaya.com/shopdetail/000000000025/
3年間履き続けた中で、良いと思った部分・逆にうーんと思った部分がありました。
そこで今回は、ジャランのプレーントゥ(98651・エドワード)について、3年履いた感想を正直にレビューします。
長く履いた正直な感想は、他にはあまりありません。
この記事を読むことで、ジャランの98651が購入に値するかが分かり、後悔のない革靴選びができます。
なお先に少し結論をいうと、ジャランの98651は総合的に見てかなり良い革靴ですよ。
【レビュー】Jalan Sriwijaya(ジャランスリワヤ)のプレーントゥ【98651・エドワードラスト】
インドネシア発のシューブランドである、Jalan Sriwijaya(ジャランスリワヤ)。
3万円台ながら、手間のかかる「ハンドソーンウェルテッド製法」にこだわって作られています。
代表モデルの98651について、まずは詳しく見ていきます。
イギリス靴の雰囲気さながらのプレーントゥ
最初に目を引くのは、見た目・デザインですね。
装飾などをすべて廃した、ミニマルなプレーントゥ。
程よく丸みがあるフォルムは、イギリス靴さながらの雰囲気があります。
実用的なダイナイトソール
ソールは、イギリス製のダイナイトソール。
ゴム製のラバーソールなので、地面が濡れている時でも問題なく履けます。
そして、滑りにくさもあるため非常に実用的です。
アッパーの革は水に弱いので、強い雨のときには履かない方が良いですが、小雨程度ならば問題なく履けますね。
(もちろん防水スプレーは必須ですが)
また、ダイナイトソールはラバーソールながらも厚みが抑えられています。
外から見たときには、レザーソールのような上品さが感じられます。
スーツスタイルにも合わせやすいですよ。
価格:36,000円
ちなみに価格は、36,000円(+税)です。
3万円台で、本格的なイギリス靴の雰囲気が味わえる靴は他にそうありません。
見た目の雰囲気・実用性ともに持ち合わせているのは間違いないかと。
ジャランスリワヤのプレーントゥの魅力・メリット【98651・エドワードラスト】
続いて、僕が3年以上履いてみて思う、ジャランのプレーントゥの魅力を書いていきます。
①:汎用性の高さ←コーデを選ばない
とにかく使えるシーンが幅広いです。
前述のとおり、98651のプレーントゥは「エッグトゥ」と言われる程よく丸みのあるシルエット。
しかし、丸みはありつつも、プレーントゥらしいシュッとした洗練された空気もあります。
この「丸み」と「スマートさ」のバランスが絶妙なので、本当に様々なコーデに使えるんです。
スーツスタイルには言わずもがな合います。
また私服で着るときも、デニムからスラックスまで何でも合わせられますね。
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(ちなみに両方とも僕のスタイリングです。よかったらフォローをお願いします)
正直、合わないコーデを探すのが難しいくらいだと思います。
1足あれば、足元を絶妙なバランスで引き締めてくれるので、持っていて損はないかと。
実際、僕はONのときでもよく履いています。
②:革質も良好
他の3万円台の靴と比べると、革質もかなり良いです。
こちらは、僕が履き込んだジャランの革靴です。
キメも十分細かいですし、履きジワも含めてなかなか良い雰囲気かと思います。
ちなみに、ジャランスリワヤに使われているのはフランスの「デュプイ社」のハイグレードカーフ(仔牛の革)。
デュプイ社:フランスの有名タンナー(皮革会社)。エルメスの革製品もデュプイ社のものが使われている
※デュプイ社は2015年からエルメスの傘下
もちろん、デュプイ社の革でもグレードがあり、ジャランの革は最高グレードではないと思われます。
それでも革質はとても良いですし、信頼のおけるレザーなのは間違いありません。
③:足なじみ・履き心地が良い
履き心地はかなり良いですし、足になじむまでの時間が非常に早いのも魅力。
革靴って足になじむまでは「修行期間」で、どうしても足に痛みを感じやすいです。
しかし、この革靴は数回履き慣らしただけでも、どんどん履き心地が良くなりました。
その理由は、やはり「ハンドソーンウェルテッド製法」かと思います。
手縫いのハンドソーンだけあって、軽さのある履き心地ですし、インソールも足の形にそってしっかり沈んでくれます。
革も自分の足になじんでくれるので、1日中履いていても疲れにくいですよ。
クッション性も良く、履き心地としては総じて文句のないレベルです。
④:コストパフォーマンスは抜群に高い
やっぱりコスパは抜群かと。
- 本格的なイギリス靴のようなデザイン
- フランス・デュプイ社の良質なカーフレザー
- ハンドソーンウェルテッド製法
→10万円以上の高級靴・オーダーメイドシューズによく使われる製法
これだけ揃って3万円台は、他と比べても破格です。
ちなみに僕は3年以上履いており、かかったコストは以下のとおり。
- 靴本体:36,000円
- ヒール交換:2,500円×2=5,000円
→合計で41,000円
1足1万円くらいの安い靴は、ジャランよりも全然カッコよくないですし、1年も履けばダメになるはずです。
そう考えると、安い靴を買うよりも、長期的に見たら満足度もコスパも良いですよね。
ちゃんと手入れをすれば10年くらいは持つと思いますので、コスパはめちゃ高いと思います。
また、98651(エドワード)は、使うシーンも選ばないので、活躍する機会は間違いなくたくさんあるはず。
1足あれば確実に重宝するのは間違いないかと。
ジャランスリワヤのプレーントゥのデメリット【98651・エドワード】
デメリットというか、少し残念なのが「ブランド純正修理の金額」です。
(98651に限った話ではないですが)
- ダイナイトソール:20,900円
- レザーソール:23,100円
-出典:公式サイト
靴のリペアショップ等では15,000円前後が相場ですから、明らかに高いです…
ただ、ブランド純正でなくてもソール交換などの修理はできます。
純正の修理にこだわらなければ、そこまで気にする必要はありませんよ。
(そもそも3万円台の靴の修理に、2万円以上は気が引けると思いますし)
タイミングがきたら、普通に靴のリペアショップでソール交換する予定です。
ジャランスリワヤ・98651のサイズ表記・サイズ感について【エドワードラスト】
続いてサイズ感です。
ジャランスリワヤの革靴のサイズは、UKサイズの表記になっています。
UKサイズ | 日本サイズ |
5.5 | 24cm |
6 | 24.5cm |
6.5 | 25cm |
7 | 25.5cm |
7.5 | 26cm |
8 | 26.5cm |
8.5 | 27cm |
よく言われるとおり、全体的にエドワードラストのサイズ感はやや小さめです。
- 捨て寸が短め→タテは短い
- 甲はやや低め
- 幅は標準的:Eウィズくらい?
- かかとは大きくない→日本人向け
上記のとおり。
ちなみに僕は、他の革靴だとUK7を選ぶことが多いですが、こちらはUK7.5を選びました。
なお参考として、僕のサイズ選びの目安をお伝えすると…
- adidas originals のスタンスミス(27.5cm)をやや大きめに履いている
- ふつうのスニーカーは27.0cmがジャストであることが多い
- 革靴はUK7をタイト目に選ぶことが多い
甲の低さ・捨て寸の短さで、UK7だとかなり窮屈感が強かったので、ハーフサイズ上げた感じです。
サイズを少し上げてもカカトが浮くことはなく、また足なじみも良いので、かなり履き心地は良いですね。
ジャランスリワヤ 98651と他の革靴を比較!
僕がこの革靴を買う前、以下の条件で探していました。
- 3万円前後のグッドイヤーウェルト製法
- 外羽根プレーントゥであること
- ラバーソールであること
(似たような条件でジャランを検討している方もいるかもしれません)
色々と探していく中で候補に上がったのが、ジャラン含めてこの3つです。
- Jalan Sriwijaya 98651 EDWARD:36,000円
- REGAL 2504:24,000円
- Lloyd footwear Vシリーズ:31,000円
ジャラン以外の2つに関して、選ばなかった理由をジャランと比較しながら書いていきます。
REGAL 2504
出典:https://openers.jp/fashion/fashion_men/1563542
リーガルの定番モデルの2504は、グッドイヤー製法でありながら価格は25,000円ほど。
値段もこなれていますし、アメトラっぽいデザインもなかなか良く、まず初めに実店舗に見に行った靴でした。
このモデルは日本人向けに甲高・幅広で作られているのが特徴。
しかし、この靴は残念ながら僕の足には合いませんでした。
店員さんにも「足に合っていない」と言われましたね。
デザインもコスパも良かったですが、履けなかったら意味ないので、見送ることにしました。
Lloyd footwear(ロイドフットウェア) Vシリーズ
出典:https://item.rakuten.co.jp/eton/rcm-v1214-ew10/
ロイドフットウェアは、イギリスのメーカーに外注して靴を作っているブランド。
日本人に合った靴を、本場の技術でつくることにこだわっています。
ちなみに、こちらの3万円台の「Vシリーズ」はバーカー製です。
上のグレードだと、チーニーとかクロケット&ジョーンズ等に外注しており、しかもそれらのブランドよりもかなり安く買えます。
ロイドの靴もかなりカッコよかったので、銀座の店舗に足を運びました。
実際に見ても非常にかっこよかったのですが、少しシュッとしすぎているように感じたんですよね。
確かにスーツスタイルには抜群にハマると思いますが、カジュアル使いには少し合わないかなと。
ジャランの方が使える範囲・コーデが広いと感じ、ジャランを選びました。
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【まとめ】ジャランスリワヤ・98651(エドワード)は買って損のない逸品
ジャランスリワヤのプレーントゥ・98651についてレビューしました。
比較的手に取りやすい価格でありながら、デザインや履き心地などのレベルがかなり高い靴だと断言できます。
一足あれば色々なスタイリングで使えますし、手入れをしながら長く愛用できるのは間違いなし。
革靴が好きな方から、本格的な革靴デビューをしたい方まで、幅広く使えると思いますよ。
サイズが心配で、かつ試着が難しい方は、Amazonで買うのがおすすめ。
Amazonなら購入者都合での返品が無料なので、試着感覚で購入することも可能です。
ただ、在庫が流動的なのでお早めにチェックしてみてください!
追伸:ジャランの革靴とセットで持っておくべきもの
革靴を長く履くためには、お手入れが必須。
とはいえ、「履いたらブラッシング→シューツリーを入れる」をやれば、基本は問題ありません。
※ブラシはやわらかい馬毛ブラシでサッとやればOK。
※シューツリーは安いAmazonのもので問題なし。むしろジャランには良い感じにフィットします。
月に1回程度は、クリームを塗って防水スプレーを振りましょう。
靴磨きセットがあれば全て揃うので、まずはセットを買うのがおすすめ。
防水スプレーはコロニルを選べばまず間違いありません。
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