こんにちは。ヒロシです。
気温が下がると手放せなくなる、冬の代名詞的なアイテムといえば…
そう、ニットですね。
ニット選びの難しさ

ニットって色々なブランドから出ていますが、非常に選ぶのが難しいアイテムの一つです。
というのも、価格によって質に大きな差が生まれやすいアイテムだから。
使う素材(ウール・カシミア・アンゴラ・アクリル等)はもちろんのこと、素材の産地、糸の太さ、編み方等々、ニットの価格を決める要因は様々です。
良い素材を使って手間のかかる編み方をしたニットは、1枚でキマるほどかっこよく、また質が良くて暖かい&長持ちするのですが、その分だけ価格も非常に高いです。
3~4万円以上する場合も少なくありません。
例えば、デンマークが誇る高品質ニットとして、”ANDERSEN-ANDERSEN”(アンデルセンアンデルセン)というブランドがあります。

出典:https://wear.jp/item/16943904/
しっかりと編み込まれたイタリア製のこのニットは非常に重厚感があって存在感抜群。
アウターがいらないくらい暖かいようですが、5万円弱と非常に高価です。
一方、安いニットは素材や編み方でコストカットをする必要があるので、やはり質的にやや劣るのは否めません。
そのため毛玉ができやすかったりするので、見た目にも安っぽさが出てしまうことも。
つまりニットというのは、他のアイテムよりも価格と質の相関が強いという意味で、選ぶのが難しいアイテムなのです。
日本のニット専業ブランドを狙うべし
とはいうものの、「質の高いニットは高いから諦めるかお金を貯めましょう」なんて結論を出しては、この記事を書く意味がありません(笑)。
世の中には、価格を抑えながらも質の高いニットを作るブランドというのがあります!
それが、ニットを専門に作っている「ニット専業ブランド」なのです。
ニット専業ブランドというのは概ね以下の2種類に分類されます。
- 有名ブランドのニット製造を請け負っていた工場による「ファクトリーブランド」
- ニット工場や職人と特殊なコネクションを持つデザイナーによるブランド
このような特徴を持つニット専業ブランドというのは、マージン等のコストをかなり抑えられます。
そのため、メゾンブランドにも引けを取らないくらいの高品質なニットがリーズナブルに手に入るのです。
手頃な値段で質の高いニットを手に入れたいという人は、ニット専業ブランドを狙いましょう!
男女ともに着られておすすめ!日本のニット専業ブランド5選
以下の通り、国産のニット専業ブランドを5つ挙げました。
いずれのブランドも、
- 日本国内生産
- 男女ともに着られる
- 価格が1万円台~2万円台
という条件を満たしているものになっているので、是非色々と見比べてみてください。
crepuscule(クレプスキュール)
「クレプスキュール」は、数々のブランドのニットを手掛けてきた男女二人のデザイナーによるニットブランドです。
このブランドのニットは、シンプルなデザインながらゆったりとしたシルエットで、非常にリラックスして着ることができます。
様々な素材や編み方等、色々なバリエーションがあるクレプスキュールのニットですが、ブランドの名品はやはり”moss stitch”というコットンニット。

出典:https://shop.ciacura.jp/?pid=122343101
こちらのコットンニットはしっかりとした厚みがあり、通年使えるので多くの取り扱い店で完売になるほど人気です。
また、このブランドのニットキャップは僕も愛用しているところですが、非常に被りやすくて重宝しています。

価格帯
ニット:1万5,000円~2万円程
comm.arch(コムアーチ)


出典:https://facy.jp/articles/1659
「コムアーチ」は、日本国内の糸を厳選し、現存する貴重なニットデザイナーや職人との強固な連携を図ることで、高品質なニットをリーズナブルに生産しているブランドです。
ジョーマックという、クリスチャンディオール等でニットを担当していたデザイナーが手掛けています。
このブランドは元々メンズだけでしたが、昨年からウィメンズもスタートしました。
コムアーチのニットは一見ベーシックな佇まいながら、さりげないデザインのアクセントが効いていて、非常にかっこいいです。
もちろん素材もこだわったものを使っているので、長持ちすること間違いなしでしょう。
価格帯
2万円~3万円(2万円台)
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BATONER(バトナー)
「バトナー」は山形県にある老舗ファクトリーである「奥山メリヤス」のブランドとして立ち上がりました。
奥山メリヤスは「グッチ」や「メゾンマルジェラ」といった、数々の高級メゾンブランドのニットを手掛けていたとか…
そんな日本屈指の品質を誇るニットが2万円くらいで手に入るのが、バトナーなのです。
バトナーといえば、やはり畦(あぜ)編みニット。


出典:http://trunk-clothing.blogspot.com/2015/10/batoner-bats-now-in-stock.html
畦編みによってしっかりと表情が生まれるとともに、ピリング(毛玉)もできにくく、長く愛用できます。
価格帯
2万円~3万円(2万円台)
YASHIKI(ヤシキ)
ヤシキは古くから繊維産業が盛んな栃木県を拠点にしたニット専業ブランドです。栃木県の熟練の職人の技術によって丁寧に作られます。
ヤシキのニットは編み方が非常に面白いものが多い印象。


出典:https://www.links-room.info/new-arrival-yashiki-15/
こちらのニットは田んぼに雪が重なる様を表現しているとか。他のブランドにはなかなか見られない編地で、独特な感性がありますよね。着ていてワクワクしそうです。
ベーシックなニットではなく、少し遊び心のあるデザインのニットが欲しいという方にはぴったりかと思います!
価格帯
2万円~3万5,000円(少し高いです…)
soglia(ソリア)


出典:https://wear.jp/comoda/8253715/
「ソリア」はヨーロッパ(特にイギリス)の上質なウールを使ったニットが特徴のブランドです。
クセのないサイズ感でシンプルなデザインのニットが多く、大人にぴったり。
それでいてエルボーパッチがついたニット等もあり、ちょっとした遊び心も兼ね備えています。
ヨーロッパの厳選された糸を日本国内の工場で丁寧に編み上げた、高品質ニットをつくっていながらも、1万5,000円程度という非常に良心的な価格が魅力です。
価格帯
1万5,000円~2万円(1万円台!)
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日本ブランドの良いニットを、長く着よう。
以上、国産ニット専業ブランドを5つ挙げました。
これらのブランドのニットならば、長く愛用できること間違いなしだと思います。
でも、そのためにはしっかりとケアをしないといけません。高品質なウール等の動物性繊維を使っている場合、虫食いされるリスクが高まります。
防虫剤やクリーニング等のケアが面倒だ!という方はコットンニットにしましょう。



あとがき
ニットの素材って、主にウール素材とコットン素材の2種類があります。
ミニマリストのヒロシは通年使えるコットン素材をメインに着ているのですが、やはりウールの方が季節感が出ますよね。
今年はウールニットを1枚買おうか検討しています…
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